「悔しかったことリスト」のすヽめ

こんにちは、たいと(@taito212)です。

現在アメリカの大学に通っているのですが、先日めちゃくちゃ悔しいことがありました。

頭が真っ白になってしまった日

僕が取っている”Art and History After 1989”という「冷戦以降の現代アートとその歴史」に関するクラスは、うちの大学の授業の中でもアッパークラスに属するレベルの高いクラスで、毎回かなりの分量のリーディングの課題が求められるんですね。

一回の授業の事前課題として論文を4本くらい読んだ上で、授業の初めに1つのテーマにつき1人の生徒がその内容をプレゼンして、全体でのディスカッションをするっていうのが定番の流れで、その日は僕がプレゼンの担当だったんです。

実はと言うと、僕は英語のプレゼンが大の苦手で、人前で自分1人で発表するとなると死ぬほど緊張するんですね。これが一番のコンプレックスと言っても過言じゃないくらいの苦手分野なんです。

正直、僕の今の英語のレベルでは毎回のリーディングが精一杯なのに、さらにプレゼンの準備ともなると結構なプレッシャーと言うかストレスでしかありません・・・。ただ、幾度となくプレゼンの必要性に駆られてきたので、今回も何とか事前にバッチリ用意したテンプレートを駆使して、一言一句暗記してプレゼンを終えたんです。

しかし、地獄はその後にありました。通常ならプレゼンの後にディスカッションがあって、みんなでワイワイ議論し合うはずが、今回は僕がプレゼンの担当ということもあって、特に議論の質問が僕に集中したんですね。教授やクラスメイトから「たいとは〇〇についてどう思う?」と何度も聞かれました。事前に作り込んだ台本に沿って話した内容以外の角度からの質問が来るとなると、もうお手上げ。さっきまで形式上は人前で話していたはずなのに、急に戸惑ってしまう始末。自分の頭ではなんとなくまとまっていたんですけど、上手いこと言葉にできずにタジタジでした。

隣に座ってたクラスメイトは、僕がメモしてる内容やプレゼンに使った資料を見て、「シャイになるなよ。自分が思うことを話せばオッケーさ!」と流暢な英語で言ってくれるんですが、「それができたら苦労はしねえよ!」と。「もちろん、そうしたいけど、それができないから困ってんだよ!」と。なんとか頭を捻って言葉を綴ろうとするんですが、時間が経てば経つほど周りの視線も自分に集中しだして、何にも浮かばなくなるんですね。頭が真っ白とはこのことかと、自分でも驚きました。

結局、横のクラスメイトが沈黙をかき消すようにフォローに入ってくれて、なんとかその場を凌いだんですが、僕の頭の中は悔しさでいっぱいでした。

「なんでもっとスラスラ話せないんだろう」とか「もっと質問内容まで考えて入念に準備してくればよかった」とか「留学してんのに全然英語上達してないじゃん!」とか、いろんな想いがよぎりました。授業中のあの沈黙、教授の顔、周りの生徒の視線を思い出すと、何度も「ああぁ!!悔しいぃ!なんで・・・なんでぇ・・・」と自責の念に駆られました。

悔しかったことリストを作ろう

写真:JetForm

僕は、「授業中に頭が真っ白になって答えられなかったこと」を「悔しかったことリスト」に追加しました。

悔しかったことリストは僕の友達が書いていたリストです。僕の友達は普段の生活で悔しかったことがあるとそのリストに追加していました。悔しいという感情は、現状の自分が理想とかけ離れていた時。自分が思っているより自分が情けない思いをした時に湧き上がります。この感情は、次に同じような苦い思いをしないための原動力になるので、友達はリスト化していると言っていました。

僕もこれに倣ってリストを作っているのですが、この悔しかったことリストはかなり有効なのでおすすめです。リストの内容は人によって全然違うと思うので、別に公開する必要もありません。自分の心の中に持っておくだけでもいいんです。僕の場合は、Evernoteに箇条書きにしていて、いつでも見返せるようにしています。

僕の例で言うと、

  • 一度退学になったこと
  • メディアのチームをうまく運営できなかったこと
  • 友達が離れていってしまった事
  • イベントに人が集まらなかった事
  • 再留学しても全く生活に馴染めなかったこと
  • 旅の企画で自分が全然楽しめなかったこと
  • 自分の出したTwitterでの企画がスベりまくったこと

など、細かいものをあげればキリがないほど悔しかったことがたくさんあります。しかし、このリストを持っておくことで、「もうあんな思いはしたくない。二度と同じ失敗はしない」と強く心に誓うことができます。

自分だけのリストなので、他の人から見てもよく分からないかも知れませんが、自分が悔しかったと思ったことは忘れません。悔しいと思うことにも原因があるので、その原因を改善していくことで克服することができるんです。

悔しさはバネ。覚悟の証です。

悔しさがバネになった日

写真:ZAPZAP!

その翌週、僕は前の週よりしっかりとテキストを読み込んで授業に臨みました。その日は、別の人がプレゼン担当だったのですが、またディスカッションの時間になり、クラス全体で議論が始まりました。アートの話題は如何せん抽象的な問題について話すことが多く、その日のテーマも中々複雑で、正直ハイペースで交わされる意見の半分もまともに理解しきれていない状態でした。

次々に話を進める教授に食らいつくようにクラスメイトが討論している中、たまに声の小さい人とかがいると一気に理解度が下がってイライラしました。

このままでは、また何も言えずに終わりそう・・。僕はそう思って、前回の雪辱を晴らすべく、とりあえず自分が思うことを思い切って発言をしました。

正直、まともな文法で話せたのかもよく分かりません。伝わんなくてもいいから、とりあえず大きめの声で話しました。

・・・すると、何が起こったでしょうか。それは・・・

僕の発言に教授が食いついてくれた話を広げてくれた訳でもなく。僕の発言に誰かが盛大に意義を唱えた訳でもなく。僕の発言がクラスメイトの共感を呼び、一つの解を導き出せた訳でもなく。ただやんわりと流れて次の人の話題に切り替わったのです。

(これは雪辱を晴らせたと言うのか・・・?)

僕はあんなに勇気を出したはずなのに、全く手応えが感じられませんでした。所詮、何とか議論に食らい付いて、何とか言葉を発すことができたレベル。たくさんいるクラスメイトの一意見として受け流されるのは当然のことでした。

しかし、隣にいたクラスメイトだけは、僕のことを見ていてくれたんです。僕が資料にたくさんメモを書いているのに発言できずにもどかしさを感じていたことを知っていた彼は、こっそりと「グッドジョブ」と言ってくれました。「シャイになるなよ」と言って励ましてくれ、先週自分の代わりにフォローしてくれた彼だけは、僕が勇気を持って発言したというだけの事実を認めてくれて、拳を差し出してくれました。

僕はそれがめちゃめちゃ嬉しくて、思わず強めに拳をバンプしました。

他のクラスメイトにとっては何でもない授業のディスカッション。しかし、僕にとっては叫びたくなるくらい悔しい思いをし、踊りたくなるくらい嬉しい気持ちになれた出来事でした。

まとめ

悔しかったことリストに追加したものがここまで早く回収できることはそう多くはありません。今回は、偶然短いスパンで直近で感じた悔しかったことを成仏させることができたので書いてみました。

悔しいという気持ちは、悪い感情ではありません。むしろ心の底から湧き上がって来る純粋な向上心。悔しくて涙を呑んだ経験が絶対にプラスに働く時が来るはずと信じて、悔しかったことがあったらどんどんリストに追加してみてはいかがですか?

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ABOUTこの記事をかいた人

たいと

ニューヨークに留学中の24歳。NY州立大学美術史専攻。2019年8月にコペンハーゲンでのアイアンマンレースを完走する為にトレーニング中。趣味は美術館巡り。