【昆虫食の未来について】今日の晩御飯はバッタでした

夏の終わりのニューヨークからこんにちは、勝俣泰斗(@taito212)です。

— 勝俣泰斗 | Taito Katsumata (@taito212) 2018年8月24日

友人とのひょんな流れから、人生初の昆虫レストランに行くことになりました。

たいと
今日の夜暇?虫食わね?

友人
いいよ。どこ行けばいい?セントラルパーク?

たいと
公園は行かんよ?w

昆虫を食べようと思った経緯

ニューヨークに住んでいるんですが最近、僕食事がマンネリ化してるんですよね。基本的に、食にそんなこだわりないんで、食べるものと言ったら、家に大量にストックしてるパスタかそうめん、外で食べる時は基本KFC、チャイニーズ、チキンオーバライスの繰り返し。要するに同じものしか食べてないからつまんないんですね。

たいと
そろそろ食生活をアップデートしよう!

そう思い立ち、冒頭の「虫食わね?」に繋がったという話です。

ちなみにもともと虫が好きだったかと言うともちろんそんなことはなく、中学1年の時に友達が僕の部屋にゲジゲジの死骸を持ってきた時は号泣しました。

はじめての昆虫レストラン

食の優先順位が低かった僕は、普段レストランを事前にググるなんて風習もないんですが、この日だけは珍しく調べることにしました。

「ニューヨーク 昆虫 おいしい」

なかなか相容れない3つのワード使って検索したところ、ミッドタウンの方に一つToloacheというメキシカン系のレストランを見つけたので、早速行ってみることに。

外観はどこにでもありそうなレストラン。昆虫だけを扱ったレストランという訳ではなく、メキシコ料理の中に昆虫を使ったものもあるそう。早速中に入ってみると。

めちゃお洒落な内装。

たいと
こんなとこでご飯食べるの久しぶり

普段、安いファストフードで済ませている僕からしたら、テーブルクロスが敷いてあるだけで少し緊張します。席について、メニューを見ながら昆虫が入ってそうなメニューを探します。すると・・・

たいと
あった!!!!

ありました。グラスホッパー。バッタですね。グラスホッパーって言うと、ピクサー映画のバグズライフに出てくるこいつが頭に浮かびました。僕だけですかね??

とりあえずグラスホッパーが入っているらしき、謎の料理を注文して待つこと数分。ついにテーブルにその料理が運ばれてきました。

たいと
めちゃいっぱいおる・・・・w

大量のバッタがタコスになっていました。脚のかけらとか胴体とかがちぎれてそのままになってるのがちょっとグロめですね・・・w 昆虫独特のボーダー状になってる腹が少し気持ち悪かったです。ただ、想像では勝手にもっとでかいと思っていたのですが、実際は小さいやつがたくさん。「これなら簡単に食べれそう」とも思いました。

僕も友人も最初は「グロい・・」って思ってたんですが、なんだかんだ最初の一匹を口に入れてしまうと、「うまい!」に変わりました。バッタは香ばしくてサクサクの食感で、中のアボカドと一緒に口に入れるとなんとも美味。一瞬でたいらげてしまいましたw

昆虫食は実は世界で注目されている

「昆虫なんて食べれるの?」って言う人もいるかとは思いますが、実は昆虫食は世界でも「未来の食」として注目を集めています。すでにフランスでは、アンセクトと呼ばれる昆虫食商品が昨年ブームになり、昆虫を使ったお菓子などもお店で普通に売られています。

フランスのInsectes Comestiblesという企業は昆虫を使った商品を多数オンラインで販売しています。

バッタを使った昆虫食

ミールワームの入っているキャンディ

完成した商品だけでなく、調理に使う原料としても虫が販売されています。こちらは、調理用のコオロギ。

たいと
虫を使った商品はすでに販売されているのか!

昆虫食が人気の理由

昆虫食が、「未来の食」と言われていて、人気を集めるのには理由があります。

  • 昆虫はタンパク質の含有率が高く、ビタミンやミネラルも豊富
  • 災害非常食としても活用できる
  • 繁殖が簡単で、餌(雑草や水などで充分)にかかる費用も少ない
  • 鳥や豚などの家畜と違って、インフルエンザなどの病気にならない
  • 家畜はゲップや糞尿から温室効果ガスが発生するが、昆虫は地球環境に優しい

昆虫は食料としての栄養価も高く、環境にも優しいんですね。だから昆虫食は、地球規模の食糧問題の解決のためにも注目を浴びているんです。

昆虫食の今後の課題

抵抗感の払拭

昆虫食が注目されてきているとはいえ、まだ問題点もあります。それは、一つは一般にまだ普及されていないと言うこと。単純に、昆虫に対する消費者の心理の問題です。ゲテモノ扱いされるばかりで、未来の食として受け入れられない限りは、普及しないでしょう。

昆虫自体の見た目の抵抗感を払拭するために、粉末状にしたり、他の料理と上手に混ぜるなどして見た目の問題を解決することが普及の一歩と言われています。

持続可能性の追求

牛や豚などの家畜と比べると繁殖がしやすいとはいえ、昆虫もいつでもどこでも手に入るものではないと、食品研究を行うデンマークの非営利組織、ノルディック・フード・ラボは指摘しています。昆虫食についてまとめた「On Eating Insects: Essays, Stories and Recipes(昆虫を食べること:エッセイ、ストーリー、レシピ)」の中で、「野生の昆虫を捕獲することは、乱獲につながる恐れがある。」と述べられています。

昆虫食を製造したり、加工したりする工程の中で当然環境を守るために負担すべきコストはかかってきます。現状、大規模に養殖して、世界中の人が当たり前のように昆虫を食べられる環境は整っておらず、昆虫の養殖に関しても十分に理解がされているとは言えません。今後、持続可能性を追求する必要がありますね。

最後に

今回は、レストランでバッタを食べて昆虫食について考えてみました。僕のマンネリ化した食生活に、昆虫が入り自分がアップグレードした感じがしました。

昆虫食は今はレストランで提供していることが多いですが、今後もっと気軽に食べれるようになるといいですね。皆さんも昆虫食にチャレンジしてみてください。

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ABOUTこの記事をかいた人

たいと

ニューヨークの大学に留学中の23歳。 絵は描けないけど美大生。 『アートをもっと身近に』をテーマにアウトプット。海外生活や旅のことも書きます。 現在、ニューヨークで若者のクリエイターコミュニティを運営中。