こんにちは!留学2週目に突入しました。たいと(@taito212)です。
実は日本を発つ前、用があって祖父の家がある静岡の御殿場に半日だけ帰省しました。
そこでめちゃ懐かしいものを発見したんです。
少年時代の日記
これは小学校2年生の時に学校で書いていた日記帳。2002年のものです。
日記の表紙から見る当時の僕の深層心理分析
- まだ自分のフルネームを漢字で書き慣れてないけど、背伸びしたい感。
- お絵かきスペースにカービーや遊戯王のカード、ポケモンの絵を書いてるあたり、7歳にして既に商業主義の魔の手に染まってることが判明。
- ピカチュウはまだしも、あれだけポケモンがたくさんいる中から”ヨルノズク”と”トゲピー”をチョイスする辺り、マイノリティを極める当時のたいと少年の心の様子が伺える。
- なぜか描かれた2つの死者蘇生。少なくとも2体の何かを蘇生したがってたのであろう。
- 死者蘇生が禁止カードに指定される前に今のうちに使っておこうっていう焦る気持ちの表れと捉える説もあり。
- どちらにせよ、既に死者蘇生は制限カードに指定されていて、デッキに一枚しか入れられなかったはずであるため、多分この2つの死者蘇生の絵はルールに縛られない自由奔放な少年時代の象徴とも言えると唱える見解も。
そんなことは置いといて、見てほしいのは中身。
この後、2004年に書いた日記も同時に出てきたのですが、僕の2年間の語彙力の変化に注目して見比べてみてください。
資料1⬇︎
〜ひみつきち〜 ぼくは、このまえつくったひみつきちを見にいったら、ひみつきちが少しこわれていました。雨がふってもだいじょうぶなように、上に木があるところにつくった(か)ら、あんまりこわれませんでした。よかったです。
資料2⬇︎
〜最近読んでいる本怪盗ルパン〜 この前、本屋に行きました。すると、前から読みたいと思っていた怪盗ルパンシリーズの本が目に入りました。その中でも怪盗ルパン対名探偵ホームズという本があり、それに興味を持ちました。ぼくはすぐに本を買って、夜寝る前や学校の休み時間などのすこしの時間を使って本を読みました。僕は様々な事件を解決してしまう名探偵と変幻自在の様々な事件を巻き起こす大怪盗の大決闘を大興奮しながら読みました。僕は大怪盗ルパンシリーズの本がとても楽しいのでクリスマスは大怪盗ルパンの本を書いたいと思います。
2年間の人の成長ってすごくないですか??w
2年生の頃とかもっと漢字知ってたと思ったんですけど、トータル4つしか使ってませんからねw
先生のコメントが”ひみつき地”って書いてるので、おそらく「地は書けんだろ」っていう無言の圧力がかかってたと思うんですが、多分当時は気づいてもないですね。
ひみつきちの場所に関して、母が「今度教えてね」とコメントしてくれている辺り、息子の所在を案ずる母の愛を感じます。
4年生になると、接続詞と形容詞を覚えてますね。
「大怪盗の大決闘を大興奮しながら」って、どんだけ”大”使うんだよって感じは否めませんが、漢字の量も圧倒的に増え、ボキャブラリーがアップ↗️!
たった2年なのに目に見える成長を遂げていることがわかります。
僕は、この2つの日記をみて思いました。
最近の俺はこれだけ劇的な成長を遂げているのか?
エジソンの伝記
ここで小学2年生から4年生の間に僕が本に出会った時の話をします。
僕は、それまで本を読んだことがありませんでした。小学校の読書の時間には、学級文庫にある「みっけ」や「ウォーリーを探せ」を一心に眺めてるような子供。活字が苦手だったんですね。
本を読まない僕を心配した読書家の母は、どうしても僕に文字を読ませようと漫画を購入。
「日本の歴史」、「三国志」、「ドラえもん」を買ってもらったので、少年時代の僕はだんだんと”字を読むということ”に慣れ始めました。
それから当時アニマックスで放映されていたアニメの「ドラゴンボール」の進行が遅すぎることに耐えきれず、漫画を揃えて、全巻読破。(魔人ブウ出てくるまでに時間取りすぎwwww)
しかし。教育って難しいもので、僕は漫画で読んだドラゴンボールから派生して、友達の家でドラゴンボールのゲームをすることにどハマりし始めました。
クラスに一人はいるであろう、めっちゃ新作のゲーム持ってる友達のところに行って、ゲーム三昧。その時は、「三国無双」、「サルゲッチュ2」、「スマブラ」、「ポケモン」、「カービーのエアライド」などあらゆるゲームに明け暮れ始めました。
家でも食事中も寝る前もゲームばかりしていてあまりにも酷かったので、今度は父が激怒。
父は無理やり僕を部屋に閉じ込め、
と言って、目の前に一冊の本をバサッと投げつけました。
それはエジソンの伝記でした。
父は怖くて面と向かって話すのも苦手だったので、怒鳴られてわんわん泣いていた僕は、不貞腐れながらも本を手に取りました。
活字をまともに読んだことのなかった僕は、何度か手にとってはまた本を置いて、なかなかページを開きませんでした。
ただ読み終わらないと部屋から出ることもできない。
ゲームもテレビもない小さな子供部屋で僕は、時間が立つのが恐ろしく遅く感じました。
何もしない訳にもいかないので、しばらくしてようやくまた本を手にして、ページを読み進め始めました。
伝記を読んでみると、エジソンは学校教育に馴染めず、小学校を退学になったと書かれていました。それからエジソンは部屋にこもって本を読みながら独学で勉強したという文章を読んで、小さな部屋に閉じ込められた当時の僕は同じように小さな部屋で本を読んでいたエジソンを重ね合わせて、彼が少年時代を過ごした19世紀のミシガン州にタイムスリップしたような不思議な感覚になったんです。
それから一気にエジソンの世界に入り込んで、いつの間にか涙は乾いていて、気付いた時には最後のページまで読むことができました。
これが初めて最後まで読んだ本でした。
父に読み終わったことを伝え、僕は部屋をでました。
たった数時間でエジソンの一生を体験した僕は、少し達成感に浸っていました。
それからというもの、いろんな時代や場所にタイムスリップできる本に魅了され、読書が大好きになりました。
学級文庫に置いてあった少年もののズッコケ三人組シリーズやデルトラクエスト、僕の日記にも書いてあった怪盗ルパンシリーズや江戸川乱歩シリーズ、シャーロックホームズシリーズなどの推理もの。
そして、次第に難しめの本にも挑戦し、ハリーポッターシリーズや近代文学、ジュールヴェルヌの冒険小説から科学雑誌まで、当時の僕からはちょっと背伸びしたレベルの本も読むようになりました。
ゲーム中毒の僕に父親が罰として閉じ込めたはずの部屋に自ら閉じこもって、僕は精神と時の部屋にいるんじゃないかって思うくらい濃密な読書体験に明け暮れました。
分からない漢字を鉛筆で丸をつけながら本を読んでいたのを覚えてます。
今思えば、小学2年の時から本と向き合った2年間が僕の語彙力をちょびっとずつあげたのかなぁって思ってます。
僕は、この2年間の集中トレーニング(?)の末、読書経験全く0の状態から普通に読書ができるようになったんですね。
(ちなみに小学4年の時にドラクエV 〜天空の花嫁〜の発売により、ゲームに再度ハマりました。ドラクエ最高!)
我を忘れて集中的に自分の基準よりレベルの高い本を読むことに明け暮れた少年時代。本を読めば読むほど、自分が全く知らなかったことに次々と出会うんで、時間の密度が高く、時計の進みすら遅く感じるんですよね。
精神と時の部屋ってなんぞやって方のために・・・
これです。
これなんぞや?って人に一言
まじ、ドラゴンボールの精神と時の部屋知らないとか結構やばいです・・・。ちゃんと義務教育行ってたんか甚だ疑問に思います。ドラゴンボールは人生のバイブルっていうか、グローバルスタンダードなんで、今からでも遅くないんで読んでみることをお勧めします。
はい!これ買いなさいwww
とりあえず一旦説明すると。
精神と時の部屋とは
漫画ドラゴンボールに登場する真っ白で何も無い異空間。時間の流れが外界とは違い、外界での1日がこの部屋の中では1年(365日)に相当する。短期間でパワーアップできる、修行に最適な環境。
- 気温は50℃~マイナス40℃まで変化
- 空気は地上の4分の1ぐらい
- 重力は地球の10倍
- 広さは地球と同じくらい
ってとこです。
この精神と時の部屋での修行の結果、チビッ子だった悟飯君があのセルに勝てるようになるほど強くなった訳ですね(漫画勧めておきながらネタバレしていくスタイルwww)
要するに、僕が言う精神の時の部屋=ちょっと過酷な(レベルの高い)環境で我を忘れて修行に専念する濃密な時間のことです。
もう一度精神と時の部屋に入ろう!
ここで問いに戻ります。
最近の俺はこれだけ劇的な成長を遂げているのか?
なんとも言い難いですね・・・。
アメリカの大学に復学して2週間ですが、以前2年半留学していただけに、
「これだけやっておけば大丈夫だろう。」とか「これに手を出すと勉強が回らなくなる」
といった甘い気持ちが生まれてき始めたりしてます。(さすがゆとり世代最後の砦)
でも、この日記をみて思いました。子供の時より成長できてないなんてカッコ悪い!昔の自分に失礼だと!
僕は決めました。
もう一度、精神と時の部屋に入ろう。
少年時代くらい成長するには、少年時代くらい新しい情報に触れて、知らないことを知って、自分のレベルでは届かないところに挑戦して、時間を濃密にしていかなくてはいけない!その修行をもう一回するべきなのかなと!
ニューヨークでの生活は普通に英語での会話ONLYだし、日本食もなし。地理的にめちゃ寒いしでほんと大変。後は時間の濃さを1日で365日分の学びができるくらいに持ってけれさえすれば、まさに精神と時の部屋と呼ぶにピッタリ。
てな訳で、ニューヨークのこの大学での残りの期間を精神と時の部屋だと思って修行します。
大学に来て、久しぶりに自分のコンフォートゾーンを抜け出した感がやばいこの頃。
毎日、山積みの課題をこなし、なかなか忙しい毎日です。
ただ、まだできる!1日を365日に感じるにはまだまだ足りてない現状です。
もっと貪欲に。もっとがむしゃらに。
そして、日本に帰国する時には⬇︎のようになって帰ります。
これは精神と時の部屋で修行を終えた悟空と悟飯が、戦闘でもない場面で当たり前のようにスーパーサイヤ人で出てきてみんなを驚かせた場面
じゃあ、精神と時の部屋で修行するって言っても、具体的に大学では何をするのか?
と言われますとぉ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
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とりあえず、単位ちゃんととる!w
それでは!
P.S. 最悪、単位取れなくても金髪にして帰国します(爆
実は、新しく面白いこと思いついてるなうなんで、それが軌道に乗ったら公開していきたいと思ってます。楽しみぃ!!ウシシシ!