polcaで集めた軍資金でマカオのカジノでギャンブルした話Vol.2 カジノで学んだこと。それは〇〇。

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たいと

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手作りのオーバーオールで放浪する手ぶら旅人。2018年夏〜世界一周手ぶら旅予定。旅×表現をテーマに脳内をアウトプットします。

こんにちは!たいと(@taito212)です。

以前、polcaで集めた軍資金でマカオのカジノでちょい勝ちした記事を書きました。

キャッシュカードがスキミングに遭い、絶対絶命のピンチの中でのちょい勝ち。

polcaカジノ企画の直後、僕の手元に残った資金は勝ち分の30%。たったの300香港ドル(HKD)でした。

日本円で4196円。

このお金を持っていれば、なんとかマカオの安いAirbnbやホステルで1泊できるくらいでしたが、1泊分の寿命を縮めるくらいならとカジノで一回の勝負に賭けました。

本当の戦いはその後にありました。向かった先は、リスボア。旅人のバイブル「深夜特急」でも出てきたマカオでも代表的なカジノホテルです。

僕は、席につきブラックジャックを始めました。一発目で負ければ、その時点で即終了なんですが、面白いことにスルスルと4連続で勝ち、手持ちは一気に1200HKDになりました。

運の流れというのは、面白いもので、本当に勝てるときはなんの苦労もなく勝て、負けるときはどうあがいても負け続け、負ける気しかしないような気持ちにさせられるもんなんです。

カジノで陥った心の弱さ

僕はリスボアで数時間プレイし続け、アップダウンを繰り返していました。

一人で真剣にテーブルと向き合っていると、余計な雑念が頭を覆い、変な想像が思考を邪魔する時があります。

〜これで負けたら、〇〇円失う〜
〜これで勝ったら、〇〇円手に入る〜

結果論でいうとそれ以上でもそれ以下でもないことですが、人間は土壇場に立つと余計なイマジネーションばかり働くんです。

淡々とプレイしてきて軍資金を4倍まで膨らませたのに、一回の手で欲を掻いて一気にまた振り出しに戻ってしまった時。

「あの時点で辞めていたら・・・・」

「あの時欲をかかなければ・・・・」

後になって思うタラレバにはなんのメリットもありません。

それをさらに、あの時の1500HKDがあれば、俺は香港からタイまでの航空券だって買えた。とか。あの今失った300HKDで安宿だったら一週間分の宿代が消えた。とか。

多額のお金が動くカジノでは、自分の一瞬の判断一つで、なかったはずの未来が急に浮かんできたり、あったはずの未来がなくなったりします。

カジノでは現金でのやり取りはありません。その代替として、チップが使われるんです。それゆえに普段見慣れないチップに一瞬その価値観を見失いがちですが、ふとした時にその”チップ”の価値を”現金”に、そして”その現金でできるコト”に換算してしまう瞬間があります。

「こんなにチップが手に入ったんだからやめよう!」と、そのイマジネーションはよく働く時もありますが、悪く働く時はとことん思考を邪魔し、次のプレイの判断を鈍らせます。

こんな雑念が消えては、現れ、消えては、現れと繰り返していました。

どんなカジノでもブラックジャックの場合、ディーラーの動きは決まっていて、機械的にプレイします。なので、本来なら確率で負けるもんは負けるし、勝てるもんは勝てる。あとは、プレイヤーがいかに勝つべき時に、しっかり賭け金をかけて大きく勝つかどうかにかかっていると僕は思っています。

ただし、あまりにも連続して負け続けると、このディーラーとの相性は悪いと非科学的なことを思ったり、このテーブルでは運が他の人に移ってしまったと思ったりする時があります。自分にだけ悪いカードが来ると感じたり、ツキが逃げたと感じたり。

僕は、事前にブラックジャックで勝つための戦略を調べ尽くしていたんですが、それは必勝法とは到底言えないということを実感しました。

歯が立たなかった必勝法〜マーチンゲール法〜

ーチンゲール法というのは、論理的にいうと絶対負けない方法です。

勝率が1/2のゲームでよく使われるのですが、やり方は簡単。

  1. 負けたら次回の賭け金を前回の倍に増やす。2倍、4倍、8倍、16倍、32倍、64倍・・・
  2. 勝ったら最初の賭け金に戻す

$10賭けて、負けたら2倍の$20賭ける。さらに負けたらその2倍の$40。さらに負けたらその2倍の$80・・・といったように、負けた時のみ賭け金を増やしていきます。

どの時点であり、勝ったらもともとの状態から+$10になってることが計算したらわかると思います。

プラマイ0の状態から始めて、3回負けて、-$10、-$20、-$40と失っても(-$70)、4回目で$80を賭けて勝ったら、+$10になりますよね?

そのようにすると、最低賭け金が$10の場所(仮定)でやると、6回連続で負けて$630失っても、7回目で$640あれば取り戻せる計算になります。

6回連続で負ける確率は、1/2の6乗の1/64。7回連続で負ける確率ともなるとさらに低くなり、1/128になります。

なので、その確率が来ない限り、軍資金があればあるほど永遠に負けない仕組みになってます。

僕はこのマーチンゲール法を知ってはいましたが、そもそもの資金が足りないので実行はしませんでしたが、連続で負けた時、連続で勝った時を数えていました。

すると確率的には負ける気がしないような6回連続負けですが、意外にもザラに起こり得るんです。

勝負中は「こんなのありえねえぇーーーー!!!!」とか思ってたんですが、ランダムな事象でもそのくらいの偶然は起こり得ます。

ランダムな数の並びと言われている円周率ですら、9が連続して6個並ぶファインマン・ポイントと言われるものがあり、他にも同じ数字が4個並んだり、5個並んだりすることもあるわけです。

連続で負けたりすると、このディーラーがイカサマをしてるんじゃないかと言ったような疑心暗鬼が生まれたり、6回連続で負けたのだから次こそは勝てるだろうといったような感覚に陥ってしまったりします。

そういったカジノでの心理状態の変化。それは心理学でも証明されているんです。

カジノで気づいた人間の心理

カジノで非日常的な量のお金が高速で自分の手元を出入りするとなると、人間の心理にも影響が出ると書いたんですが、実際に心理学について調べると、自分の行動が面白いほど心理学で説明できてしまいました・・・。

クラスター錯覚

サンプル数の少ない場合のランダム分布において、必然的に生じるバラツキの程度をランダムなものでないと、ご判断すること。

テキサス狙撃兵の誤謬(ごびゅう)

クラスター錯覚と似た言葉でこんなのもあります。

読み方はじめて知ったんですけど。ごびゅうっていうんですね。誤謬とは単純に、あやまりという意味です。

”これは、納屋の壁に向かって何度も発砲した後で、最も男根が集中した箇所に標的の絵を描き、自分は射撃の名手だと主張するテキサス人がいた”という話からついた心理学用語で、意味はランダムに生じたデータの一部に当てはまる類似性を強調することにより、誤った結論が推測されることです。

ホットハンドの誤謬

また出てきましたね。ごびゅう。これは一見ランダムな事象で成功を経験した人は、追加の試行においてさらに成功する確率が高いと信じてしまう心理です。

ギャンブラーの誤謬

さらにごびゅう出てきました。名前分かりやすいですね。例えば、コイン投げで表、表、表と連続して表が出ると、次は裏が出そうな気がする心理傾向のことです。

似たようなことがアニメカイジでも取り上げられていましたね。

こういった心理学の理論がびっくりするくらいギャンブル中の自分の心理に当てはまるんですね。

ブラックジャックで負けが続き、僕は「ディーラーがイカサマをしてるんじゃないか」と”クラスター錯覚”し始めました。

ディーラーのブラックジャックが出た時はカードのシャッフルマシンがカチャっと音を立てている気がして、シャッフルマシンがカチャっとなった気がした時は勝負を降りたりしました。”テキサス狙撃兵さながらの誤謬”ですw 

ダブルダウンという2倍賭けの方法で勝ちが続いた時は、相手がある程度弱いカードであれば、「相手がバーストする(22以上になって必然的にプレイヤーが勝てる)だろう」と謎の理論と自信に基づき、2倍賭けを多用し始めたことも今思えば、”ホットハンドの誤謬”でした。

振り返れば僕は、次から次へとごびゅう、ごびゅう、ごびゅう、ごびゅうの繰り返し。

カジノの素人の僕の推測や理論なんて、たかが知れていて、心理学と照らし合わせると誤謬の嵐でした笑

運とは何か。運との付き合い方。

確率的に見るとかなりわずかかも知れないけど、6回連続で負けるなんてありえないことではないことが分かりました。

たとえ負けが続いても、その結果を元に次の勝敗を推測したりするのは、誤謬でしかなく、勝ちが続いた時でも自分には運がついてるから次は勝てると思い込むのも誤謬でしかない。

では、運とはなんなのか。

僕は、人の間を流れていくものだと思います。

(スピリチュアル的なやつじゃないですw)

テーブルでは24時間ギャンブルが繰り広げられ、勝ったり、負けたりが繰り返されている。

自分が席を立った直後のテーブルでディーラーが2回連続でブラックジャック(21)を出していたとします。絶妙なタイミングで席を立った自分は運がいいですよね。

自分が座ったテーブルでそこそこいい手が出るのに、ディーラーが連続してブラックジャックや自分より強い手を出したとしたら、それは運が悪いですよね。

運は不思議なタイミングで自分にやってきて、急に去って行きます。

カジノは、流れていく運を楽しむ場所だって思いました。

土壇場の心理状態での誤謬が結果的に勝ちに繋がったり。危機的な状況で自分の理性をなんとか保とうとしたりする人間の葛藤。

それが楽しいもんです。

それは自分一人の楽しみに限りません。

カジノではテーブルに人だかりができる時があります。

大量の賭け金を持って、テーブルについたプレイヤーがいると、その人の勝敗を見届けようとする観客が周りを取り囲んだり。連続で勝ち続けているプレイヤーがいると、「そいつは強運の持ち主だ」と、テーブル外からその人が勝つことに自分のチップを賭けてプレイヤーを応援したり。

僕も勝ち続けた時に、テーブルの他のプレイヤーやテーブル外から僕に賭ける人が集まり、周りの群衆が僕のカードがブラックジャックになるように「コン!コン!(おそらく広東語で来いという意味)」とテーブルを叩きながら、大声を張り上げて祈っていたりしました。

そうやって、みんなで運が今誰に向いているのか、はたまた自分に向いているのか、を楽しむことがカジノの楽しみ方だと思ったんです。

カジノで生まれる光と陰。僕が学んだこと。

カジノにはそもそも軍資金を持って向かいます。

だから、カジノの扉を開ける前、みんな平等な状態から始まるんです。ただ、人それぞれ勝ったり負けたりして扉を出ていくわけで、その日のカジノで日の目を浴びた人とそうでなかった人に分けられます。

さて、300HKDを持ってカジノへ向かった僕はその後どうなったのでしょうか。

僕は、最終的に10000HKD(約13万円)を手にしました。

結果として僕には光が当たったんです。

自分の隣にいたプレイヤーがもう一枚引いたからバーストし、自分には欲しかったカードがきた。

隣のプレイヤーが負けることで、自分に光があたって勝った時、僕は負けたプレイヤーのことをお陰様と思うようにしました。

自分が勝った時、周りには光の当たらなかったお陰様がたくさんいます。その人たちに感謝をすることにしました。

彼らのおかげで自分は今回は勝てた。彼らのおかげで自分はツイてた。

人生も同じだと思います。

僕はpolcaで支援者がいてくれたおかげでマカオで遊ぶことができました。

そしてカジノで学ぶことができました。

まず、polcaの支援者にお礼を言いたいです。ありがとうございました。

この企画に限らず、自分の周りにはお世話になってる人がたくさんいます。

そんな人たちに恵まれて自分は運がいいと思います。そして、同時に常に感謝の気持ちを忘れずにいたいです。

カジノ学んだこと。それは感謝でした。

おわり。

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