「多動力」とか「評価経済」みたいな言葉で着飾る僕のようなコスプレイヤーたちへ

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たいと

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ニューヨークの大学に留学中の23歳。 絵は描けないけど美大生。 『アートをもっと身近に』をテーマにアウトプット。海外生活や旅のことも書きます。 現在、ニューヨークでクリエイターの集まるシェアハウスを作るため尽力中。

こんにちは、たいと(@taito212)です。週2で意識高い系やってます。

ここ数年でいろんな言葉が新しい生き方のキーワードになってますよね。

脱貨幣、脱物質、脱所有だとか。評価経済社会だとか、信用だとか、多動力だとか。ワークアズライフだとか、フリーランスだとか、ノマドとか、ミニマリストとか、小さな経済圏とか。AIが進化してきて、「ロボットに取って代わられる仕事はダメ。クリエイティブなことをしろ。」って言われたり。

僕、正直こういう言葉に惑わされてました。てへ。

 

言葉はあくまで言葉

新しい時代の生き方を示すキーワードって、僕みたいににわか意識高い系の人たちは敏感にキャッチして取り込もうとするじゃないですか?

前日まで何も考えてもなかったくせに、本屋さんからでてきた途端にクラッチバックみたいに落合陽一氏の本を片手に「シンギュラリティに備えよ!」とか言い出したりするわけです。もうファッション感覚ですよね。

幻冬社の箕輪さんのTwitterをリツイートして、NewsPicks購読して、キンコン西野さんとかホリエモンとかイケハヤさんの言葉を脳内にインプットしとけば、「最新のトレンドはおさえた!」とか思ってるじゃないですか。

こういう人たくさんいると思うんですけど、割と危ないと思うんですよね。多動力とか評価経済社会とかってあくまで言葉に過ぎませんから。

僕がさっきあげたようなインフルエンサーって基本”頭が良い人たち”ですよね。”頭が良い人たち”が僕ら凡人に何かを伝えたいっていう時って、噛み砕いて分かりやすいように、書いてくれてるんですよ。難しいこというとそもそも届かないから。

本にも買ってもらえるようなタイトルをつけるし、SNSでもバズる言葉に落とし込んでるんですね。それでいろんなことを省略して、多動力って言ったり、信用がどうのこうのっていう話をするんです。

でも、こういったシンプルでキャッチーな言葉って本当に言葉だけが独り立ちしちゃいがちなんですよ。

こういうキャッチーな言葉を受け取ると当たり前のことを忘れる人がいるんです。

言葉は解釈して取り入れるべきもの

そう。言葉は自分自身でうまく解釈して取り込まないとダメなんです。至極当たり前のことなんですけどね。

信用力にしたって、信用を得ているフェーズの人が実践すべきことで、信用を得てない人は目の前のことに必死にやってやっと信用が得られるんです。多動力だって、一つのことを突き詰めた人がその実績やノウハウを使って、他のあらゆることに応用していけるんですね。

例えば、ホリエモンとかって「大学なんて意味ない。今すぐやめちまえ。」って言うじゃないですか。

それは、大学なんて行かなくてもオンラインで自分で学んだり、実社会を通して吸収できて、大学に行く時間も惜しいくらい何かに熱中してる人に対して言ってる訳であって、単純にやりたいこともなくて大学めんどくさい人の背中を押すための言葉じゃないんです。現に僕は一旦大学やめたけどw

そんなことも分からず、”頭の良い人たち”の言葉を鵜呑みにする人たちって結構やばいですよね。カメラ始めたくて、いきなり100万のレンズから買っちゃうようなもんですよ。形から入るタイプ。

例えば、全員が全員本当の意味で評価経済とか脱貨幣経済を実践し始めたら、居心地悪くてしょうがないですよ。物々交換や信用交換のみですからね。ちょっとスキャンダル起こして村八分になったら生きていく場所なんか無くなります。評価経済社会なんてのは、あくまでも便宜的にお金が使われてきたものがインターネットの発達によって信用で解決できる人も出てきたくらいの話ですから。

信用とか評価経済で成り立つことを唄うトップのインフルエンサーの人の下には、実際にお金を払って本を買ったりするフォロワーがいるんです。

僕は、彼らの言葉が間違ってるって言ってるんじゃないですよ。キャッチーに見える言葉を鵜呑みにするんじゃなくて、文脈を読まないと危険って話です。

例えば、どんな人の言葉のことを言っているのか。ピンとこない人のために、僕が思う注意して読むべきインフルエンサーの名著をあげますね。

 

僕が思うインフルエンサーの取扱注意な名著5選

①多動力/堀江貴文

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かなり話題になったので、今更語ることもないですが。これを読んで本当にあらゆる食事会や飲み会をハシゴしたし、バイト中にスマホいじったり書いたりしましたw

②なめらかなお金がめぐる社会/家入一真

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これ読んで速攻クラウドファンディングしてみました(→初めてのpolca企画をしてみて感じたこと。)しかし、同時に小さいコミュニティに無駄に依存しましたw

③超AI時代の生存戦略/落合陽一

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他の著作より分かりやすくて書かれている印象。これを読んでから、NewPicksの落合さんが出演するライブ番組Weekly Ochiaiにどハマりしました。(現在進行形)ニッチなフィールドを探さなきゃってことに駆られて、何をするにも足踏みしてました。

④革命のファンファーレ/西野亮廣

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これも話題になりましたね。お金持ちじゃなくて、信用持ちということが言われるようになったり。僕はニューヨークの単独ライブも観に行ったくらい西野さんのファンでもあるんで当然ハマりましたね。絵本「えんとつ町のプペル」の出版を巡る戦略とかが克明に書かれてて衝撃的な一冊。信用も積み上げてもいないのに、盲目的に「お金より信用」という言葉にだけ惚れてました。

⑤評価経済社会/岡田斗司夫

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大学1年の時にこの概念を初めて知って、意識しまくりました。岡田さんの他の著作もめっちゃ読んで、お金はいらない。ニートでもいいんだって割と真面目に思ってましたw

他にも色々あるんですけど、「多動力」「ワークアズライフ」「小さな経済圏」「信用」「評価経済」など、キーワードになるような言葉を生み出したという点でこの5つを選びました。

これら全て名著で、僕はなんども読んだんですけど、この中で出てくる言葉の捉え方をミスるとただの空回り野郎になりかねないんです。

僕みたいに、多動力って言ってただただいろんなプロジェクト詰め込んでどれも中途半端になったり、AI時代に取って代わられることなんかしたくないって言って何もせずに一文無しになったりね。

評価経済だと豪語してお金に頼らず、ヒモみたいな生活を送ることになったりするの奴の信用なんてゼロに等しいですよね。(僕がバカなだけだろって思い始めてきたw)

自分の思考力が求められる時代

”頭の良い人たち”の言葉を鵜呑みにすることは、思考停止でしかありません。

これをやってれば成功できる。これを実践すればシンギュラリティに備えられる。妄信的に言葉を受け取るとうまく自分の人生に活かすことができません。(ちなみにシンギュラリティっていうのは、人工知能が人間の知性を超えることによって、人間の生活に大きな変化が起こるという概念)

僕が好きなブロガーであの村の村長の堀元さん(@kenhori2 )も言っていたんですが、”カリスマ性を持つ人っていうのは、断定したもの言いをする”んですね。

ホリエモンとか西野さんは特に、極端な言い方をすることで議論を生み、受け取る大多数の中でコミュニケーションが生まれて自分の言いたいことが結果的に広義に解釈されたりします。その点、落合陽一さんや箕輪さんは主張すると同時に勘違いしてはいけないことを丁寧に説明してくれるタイプなので、ホリエモンや西野さんの本と同時に落合さんの本を読むと極端な部分を補完してくれてたりしてすんなり入って来やすくなります。

いろんな言葉がネット上にも本屋さんにも溢れていますが、彼ら”頭の良い人たち”の根底にある考えは、「自分たちの頭で考えろ」ってことなんです。これも当たり前の話なんですけどね。

さっきあげた5つの本を読んで僕が感じた失敗の他にも、言葉を真に受けて勝手にトレースして決めたルール(?)のようなもののせいで、自分が自由じゃなくなってしまう時があったんですね。

アートが好きで作品を買いたいと思っても、ミニマムに行きたいし”モノ”を所有したくないからこの欲望は間違ってる。みたいなね。インフルエンサーの言葉で作ったルールに逆らう自分にギルティ感じて、不自由になってたんですよw

僕は何に惑わされてんだと。そんなブレブレならむしろ生きにくいだろって話です。

インターネットでこれだけ簡単に情報が手に入る今、僕らは多様性の中にいます。インフルエンサーは常に時代に警鐘を鳴らして、新しいライフスタイルや働き方を提唱しますが、それはあくまで「こんな生き方もあるよ〜」っていう一つの提案です。

”頭の良い人たち”の言葉は凡人には輝いて見えて、どこか絶対的な響きを持っていて、自分もこうなりたいって思ったりします。

”頭の良い人”は彼らが提案した新しい生き方が今生きづらかった人たちの救いになることを望んでいるのであって、言葉をそのままトレースするように自分を着飾り、格好だけ有識者なコスプレイヤーを量産したいわけではありません

「子供達にもっと自然の中で遊んで欲しい」と願うジブリの宮崎駿さんが作ったとなりのトトロが、結果的に子供たちをテレビの前に釘付けにしてしまっているのと同じことです。

言葉に縛られて窮屈になる必要はない。もっとゆるく捉えて、自分に合うものを取り込む。そして自分の頭で考えて、自分なりの答えを出さないと意味がない。

そんなことを当たり前のことを思ったのでした。おしまい。

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