タイでドレッドにした僕が警告!あなたがドレッドにしてはいけない理由

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たいと

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手作りのオーバーオールで放浪する手ぶら旅人。2018年夏〜世界一周手ぶら旅予定。旅×表現をテーマに脳内をアウトプットします。

こんにちはたいと(@taito212)です。

先日タイから帰ってきました。

タイは3年ぶりで久しぶりにバックパッカーの聖地カオサンロードにも来てみました。

初めてタイを一人旅してから旅に目覚め、旅するように生きたいと思うようになったので、タイは言ってみれば僕にとっての旅の原点みたいな思い入れのある場所です。

そのタイで、僕は今世紀大の失態を犯しました。

実は、僕。

ドレッドヘアにしました。

僕がドレッドにするまで

小さい時から今まで、同じような髪型しかしてこなかった僕は、ドレッドヘアに憧れていたんです。

ハリウッドのクライム(犯罪)映画なんかで出てくる黒人の麻薬ディーラーだったり、パイレーツオブカリビアンに出て来る海賊だったり、ジャマイカの伝説的レゲェシンガーのボブマーリーだったり。

なんかドレッドってすごいカッコよくて、自由の香りがしたんです。

実は、ドレッドにすると決めてから調べたんですが、ドレッドヘアにはいろんな意味があります。

インドやチベット仏教の一部では、”ドレッドは神聖なもの”であり、虚栄心を持たず、外見を重んじず、物理的な世界の自分を清め、精神性を高めるものとされています。

他にも、”エネルギーは頭から抜けていくものだが、ドレッドはそれを最小限に抑え、さらに超自然的な精神的、かつ肉体的活力をもたらす”とされている信仰もあるんです。

それを知った僕は、ますますドレッドヘアにしたくなり、

「俺も超自然的な力欲っし!!!」

ってなったんでドレッドへの決意は固まりました。

カオサンロードには道端にドレッドやエクステができる露店がたくさん出ています。

僕は、その一つへ行き、意気揚々と「ドレッドにしてくれ」と注文しました。

1500バーツ(4500円)と少し高めでしたが、ドレッドなんて滅多にすることもない経験なので、経験代だと思いドレッドにすることにしました。

早速、ちゃんとした設備も何もない道端の床屋で、僕の髪の毛は後頭部の方からみるみると超自然的な力を得はじめ(髪が編み込まれていき)、なんと4時間弱かけてようやく完成。

夜中の12時過ぎに始めたので、完成したのは朝4時ごろです・・。

長い時間をかけて、ついにできたドレッド。

僕のドレッドをずっと編んでくれたおばちゃんが、鏡を見せ、ニコニコしながら僕に言いました。

おばちゃん「こんな感じで良いですか?」

僕「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」

(続く・・)

ドレッドにしてはいけない3つの理由

一旦ここで、ストーリーを中断して、ドレッドにしてはいけない理由を説明します!

ドレッドってねぇ。やってみて気づいたんですけど、デメリットがめっちゃあるんですよ。

僕なりに、3大デメリットを紹介しますと、ズバリこうですね。

『痛い!かゆい!くさい!』

はい。

みんなご存知、吉野家の名コピー

『うまい!安い!早い!』

ならぬ、『痛い!かゆい!くさい!』

ですよ。

もうね、何にも魅力感じないでしょ?笑

「ドレッド興味あるかもぉー」とか思ってた諸君には一言!こう言いたいですよ。

YOSHINOYA(よしのや)

ん?

分かりませんでした?

だから。

よしのや(よしなさい)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・はい。

ほぅら、このザマですよ。

これ本来なら大爆笑必須のとこなんですけど、ウケないでしょ?2回言ってもウケないでしょ?

これって完全にドレッドのせいなんですよ。

多分、ドレッドからエネルギーが抜けてるんですね。逆にね。

ナチュラルな状態で頭がめちゃめちゃかゆい。そして、さらに匂う。そして、頭皮が痛いんですよ?

ふつーに心身に良くないでしょ笑

さらには、他人の髪の毛が頬に当たる嫌悪感ったらないですよ!

ドレッドを作る過程で見てたんですが、編み込んでる髪の毛って、マジで美容室で髪切った後に床に落ちてる髪の毛を集めて入れたみたいなポーチから、一掴みとって編み込んでるんですよ。

本当に不衛生な感じがして、不快感この上なし。

むしろ、この嫌な感覚を我慢したら超自然的な力が手に入るんじゃないかってレベルです。

「頭の居心地の悪さ」

これドレッドをする上で、ぶつかった大きな問題なんですがね。

そんなことよりも、何よりも一番思ったのはね・・・

僕がドレッドにした日

「ダサい!!!!!!!!」

この一言に尽きました。(ストーリー再開)

「俺が思ってたのと違ううううううぅうぅぅうう!!」

そう思った僕は、何度も鏡を見直しました。

「違う違う違う違う!!!!!!これじゃない!」

何度鏡を見てもそこに立っているやつの様相は、イカした麻薬ディーラーでもなければ、自由気ままな海賊でもなければ、心揺さぶるレゲェミュージシャンでもありません。

強いて言うなら、

「ツーブロックにしてるのにノリでドレッドしちゃったモンだから、髪の毛足りずにチクチクした太めのヒョロヒョロが頭から生えてる純ジャパ(純正の日本人)。」

です。

たとえこれが麻薬ディーラーだったとしても、絶対ろくに売れないっすね。

たとえこれが海賊でも、荒波越えれませんよ。看板で日焼け止め塗りながら「はぁーん。肩ヒリヒリするぅ」って言ってるような情けない下っ端にしかなれませんよ。

これで、レゲェミュージックでも歌っても見てください。

世界のLOVE&PEACE歌ってる当の本人は、頭かゆすぎて歌詞飛んじゃいますからね。

世界の問題なんかより、頭上の問題解決しろよって話になっちゃいますよ。

何がそんないけないかって言うとね、前髪もそんな量がなかったんで、数本しかドレッドにならず、なんかスカスカなんですよ。

さらには、もとの髪の毛がストレートで無駄に強くてしっかりしてるから、ドレッドが頭に馴染まず、少し浮いた感じになってるんですね。

そして、お店の人も別にプロの美容師じゃないんで、編み込んだ部分が綺麗に整っていなく、頭を上からみるとタコの足が絡まってるみたいなんですよ。

こいつが鏡の中にさえいなければ、

「なにこいつダサいwww ワロタ」

で済むんですが、何しろ鏡の中にいるやつ、それすなわち、『自分』なわけで。

こんな格好で街を歩けない!

そう思った僕は、とりあえず、ツーブロック部分とおでこの部分をヘアバンド的なサムシングでなんとか覆う作戦を考えました。

ドレッドのおばちゃんには精一杯の笑顔で礼を言い、

「チップチップ」と言う声は、ガン無視しました。

朝の4時。

どこかにヘアバンドは売っていないかと、カオサンロード中を歩き回りました。

しかし、そんな早朝にヘアバンドを売ってる店なんか見つからない。

散々歩き回ったあげく、まだ開いている洋服の店を一軒見つけました。

タイならではのおしゃれな柄のタイパンツが並ぶ店内。

それを目にした僕は

「ええい!この際これで構わない!このタイパンツとハサミをくれい!!!ヘアバンドなんて自作してやる!」

そう思って、値切りもせずに速攻タイパンツを購入しました。

買った直後に、ハサミで股下からジョキジョキとタイパンツを切ると、あら不思議、一本の太い布に早変わり。

これを見て店員さんはどう思ったんでしょうか。

そんなことは知りません。僕はとりあえずその即席ヘアバンドを持って自分に合うか確認することにしました。

しかし、ここで問題なのは、その日は日本人の友人数人と一緒の宿を取っていたんですね。

「俺ドレッドにしてくるから!」

調子乗って飛び出したのに、今この格好で帰って、もし誰かが起きてたら飛んだ笑われ者になってしまう。

恥ずかしい。人に会いたくない。宿には帰ってなるものか。

ドレッドにした僕は、それをネタに面白さなんかより、外見を最重要視し、虚栄心むき出しで、なんとかカッコよく(マシな状態に)なって友人には見せねばと思い、宿があるのに別の宿を取ることにしました。

1個目に見つけたのが、カオサンにあった700バーツの宿。日本円にして2100円です。

これバックパッカー的な価値観で、カオサンの物価からいうと高いんですよ。なんてったって僕は190バーツ(570円)の宿に泊まってましたから。

当然、いつもなら値段を聞いた瞬間、「OK! NO THANK YOU」と言って断るところなんですが、僕は、「OK! IS THERE MIRROR?(鏡はあるか?)」って言いましたからね。

ホットシャワー。エアコン。WI-FI。鍵。アメニティなど、宿を取る時は各々自分としては譲れない部分を確認して、値段と照らし合わせて選ぶのが定石。

しかし僕の関心ごとはたった一点。鏡があるかないかでした。

「鏡 or DIE!鏡 or DIE!!」

ドレッドにしたせいで、正常に働いていない僕の脳みそは、一刻も早く鏡を手に入れようとしていました。

その宿に鏡があると分かった途端、僕はその宿に入り、即席ヘアバンドでどうやったらドレッドをマシに見せれるかの試行錯誤を始めました。

ドレッドを全部頭の後ろに束ねて、ヘアバンドを巻いてみるスタイル⬇️

これはドレッドが顔に当たることがなく、機能性に優れているが、前から見るとボコボコしたバンダナの上から不揃いなチクチクが少し見えるという気持ち悪い感じになってしまいます。

前髪を真ん中で分け、ドレッドの上からヘアバンドを巻いて、後ろ髪だけ見せるスタイル⬇︎

ドレッドの下からヘアバンドを巻いてみるスタイルなど。

いろんなスタイルを試してみましたが、どの髪型を試しても鏡の中には「なんか違うヤツ」がい続けています。

ヘアバンドがそもそも薄手のタイパンツの生地で作ったものなので、どう巻いたってドレッドのボコボロ感が浮き出てしまうんです。

僕は、半分発狂しかけながら、ベッドになだれ込み、少し頭を休めることにしました。

と思いきや、横になると不特定多数の他人の髪の毛の集合体が顔を撫でる不快感AGAIN…。

とりあえず、即席で作ったヘアバンドでも”ちょっとはマシ”のレベルにすらならなかった僕は、もういっそ厚手のニット帽を買ってしまおうと決意し眠りにつきました。

翌朝、僕は開店と同時にバンコクのデパートに行き、ニット帽を購入しました。

値段にして3000バーツ。9千円弱です。

ドレッドにした値段の2倍です。

アホか!と。わざわざ時間と労力かけてドレッドにして、それを隠すための帽子に2倍の値段払うのはアホすぎる!

自分でも重々分かっていましたが、ドレッドの失敗感を見られたくないという羞恥心は金で解消することにしました。

僕なりにどのスタイルよりもニットはマシに見えました。

このニットスタイルで宿に帰り、なんとか友達とも顔を合わせることができたんですが、このニットスタイルも長くは続きませんでした。

なんてったって常夏のタイで厚手のニット帽は暑すぎる。

ただでさえ、かゆいドレッドの上からニットをかぶると頭が蒸されて、痒くて痒くて仕方ありませんでした。

ビジュアルを重視すると、機能性が損なわれる。

機能性を重視すると、ビジュアルが損なわれる。

そんなジレンマに苛まれ、結局精神的にも身体的にも疲弊したのが、僕のドレッド体験でした。

ドレッドから学んだこと

僕がドレッドにすることで学んだこと。

それは・・・

自然体が一番!(ドンッ!)

「超自然的な力を手にいれる?」

それなら自然体が一番です・・。

あとで、文献を読んだんですが、黒人の髪の毛ってもともと縮れていて、ドレッドヘアはくしで髪の毛をといたりせず、放置しておくことで自然に出来上がるそうです。

これ知った時、そりゃ日本人なんかに向いてねーわけだって思いましたよね笑

なんせ他人の髪の毛使ってまで、5時間もかけてできた作品を頭に乗っけたまま生活しようとしてる訳ですから・・。不自然の極みです。

やっぱそのまんまってのが一番ですね。

追記:ドレッドで旅した1週間

タビイクという旅企画の引率で1週間3人の仲間達とタイを旅していました。

旅中は、旅の途中で”右半分の髪だけヘアバンドの中にしまって左半分を出すスタイル”を編み出し、基本的にこのスタイルで過ごしていました。

この仲間は「はじめまして」で出会って初日以外、全ての時間をドレッドバージョンの僕としか過ごしてないので、ドレッドでない時の僕を思い出せないそうです笑

サメット島で愛用したレストラン⬇︎

ビーチで遊んだり⬇︎

パラセーリングしたり⬇︎

海で遊んだり⬇︎

ウクレレと夕陽と海とドレッドは”ちょっとはマシ”になる気がしました⬇︎

バスケなんかやってる姿を遠目で見ると”ちょっとはマシ”になる気がしました⬇︎

結果、僕は一週間ドレッドヘアで旅したのち、耐えきれなくなり、5時間で作ったドレッドを4日かけて全部引きちぎりました笑

あれだけ、ドレッドの悪口を言いまくってきた訳ですが、引きちぎるとなると少しは愛着も湧き、最後の1本をちぎる時は少し寂しい気持ちになんかなったりしたのでした。

おしまい。

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