【3.11】東日本大震災から7年。あの時何もできなかったから。

こんにちは。たいと(@taito212)です。

今日で、あの東日本大震災から7年が経った。

SNSでも話題になっていたこの動画。

「検索」することで被災地に10円の寄付ができるYahooのCMだ。

7年前を振り返ってみようと思う。

あの日、僕は宮崎県の五ヶ瀬町にいた。

震源地から、遠く離れた九州の、さらに内陸部の山奥の町だ。

僕はそこで震災の日を迎えた。

先に言ってしまうと、僕のいた場所では津波の被害もなければ、少しの揺れも感じかった。

言ってみれば、3月11日はいつもの一日だったんだ。

震災が起こった時間、サッカー部だった僕はグランドで部活をしていた。

遅れてやってきた部員が、「東北の震災がやばい!」って叫びながら走ってきたのに対しても、

「いいから、早くアップしろ」と一蹴した記憶がある。最初は、悪い冗談だと思ったし、コトの重大さに気づく事すらできなかったのだ。

そのくらい宮崎にいた僕にとって、遠く東北で起こった出来事はどこか現実離れした、自分とか違う世界で起こった出来事のように感じた。

大量の行方不明者、福島第一原子力発電所での事故、東京にも溢れた帰宅難民。

次々にニュースで流れる悲惨な状況にも、現実味が持てずにいた

バラエティ番組や音楽番組が自主規制をはじめ、”絆”をテーマにした特集が増えても僕は少し蚊帳の外にいるような気がしていた。

震災後も、テレビのニュースが連日震災の報道で埋め尽くされたって、CMが全て公共広告機構のものに変わっていたって、僕の生活になんの変化もなかった

今思うと言い訳でしかないが、当時の僕は、被災者の声、被災者を代弁した世間の声、被災者を応援する声。あらゆる声が飛び交っていて、ひどく困惑していたような気がする。

震災後、何度も流れる津波の映像をアフターレイプだと非難する意見や、震災を忘れてはいけないと謳うマスコミの言葉に「被災者は早く忘れたいんだ」と言う意見があったり。

何が正しいのか分からないまま、当時の僕は何かしたいけど・・・と言う曖昧で形を伴わない正義感をうまく扱えずにいた。

そして、何をしたらいいか自分で解を見つけられないまま、結局何も行動できなかった。

そう。あれだけ多くの人の悲しみを前に、僕は何もできなかった

それから2年経ち、高校を卒業した僕は初めて東北の被災地を訪れた。

そこで初めて、2年経ってなお正常に戻ったとは言えない被災地の暮らしを目の当たりにした。

瓦礫の山や被災した方達の話を実際に聞いて、ようやくあの東日本大震災という出来事を現実味を帯びた形で捉えられるようになった。

あの時実感が湧かなかった恐怖。あの時何もできなかった後悔自己嫌悪がグッと押し寄せてきた。

僕は、バカだ。

同じ国でこんな理不尽な被害にあっている人がいるのに、何もできずにいた。

自分と遠い場所で起こった出来事に痛みを感じないくらい鈍感で、時間が経てばその出来事がなかったことになってしまうくらいに忘れっぽい。

僕は、今日Yahooで「3.11」と検索した。

ところが驚くことに、ネットで震災について調べたら、震災に関する報道や世間の風潮に対して「しつこい」と言う意見があることに気づいた。

「いつまでも震災震災言ってないで、忘れなよ。」とか「震災の3月11日に近づく度に東北に関する特集が組まれるのがうざい」と言った意見まで。

前を向くべき。忘れるべき。これは日本人のいいところでもあるし、悪いところでもある。

でも、僕は忘れてはいけないと思う。

さっきも言ったけど、僕らはどうしようもなく鈍感で、呆れるほど忘れっぽい。

自分が失うまで”ふつう”であることのしあわせに気づけないし、”想いを馳せる”その瞬間まで失ったものすら忘れている。

でも、7年前の今日、確かに多くの命がなくなった。今日まで生きたかった命がそこで途絶えてしまった。

それでなくても、”ふつう”の生活ができなくなった人たちがたくさんいた。

3.11。

せめてこの日くらい、振り返って震災について、そして”今生きていること”について想いを馳せるべきだと思う。

今、ふつうに生きていることがどんだけ恵まれてるのか”思い出す”作業をしてみるべきだと思う。

そして、ほんのちょっとでも、自分の外に目を向けることができたなら、何か自分にできることをやってみたらいいと思う。

僕もそう思ってやってみた。あの日何もできなかったから。

「3.11」で検索したら、東北を盛り上げるために『東北に100のツリーハウスをつくろう!』って言うプロジェクトがあった。

500円だけ寄付してみたら、東北の活動がちょっと身近になった。

やってみて気づけた。こんなことからで良かったんだ。

 

よかったら、皆さんもYahooで「3.11」と検索だけでもしてみてください。

ABOUTこの記事をかいた人

たいと

ニューヨークの大学に留学中の23歳。 絵は描けないけど美大生。 『アートをもっと身近に』をテーマにアウトプット。海外生活や旅のことも書きます。 現在、ニューヨークで若者のクリエイターコミュニティを運営中。